今回は、目的を決めることの大切さについて触れてみたい。

経営企画部の上司

思い起こせば15年前。経営企画部にいた時の上司は相当頭が切れる人で、当時会社に入ったばかりの僕を育てるために、色々なことを色々な角度から質問してきたのです。

その中の一節、「目的をはっきりさせる」というテーマのお話。

ある日の上司との会話
上司からの質問

上司「おうつまくん、君は野菜を作るなら何を栽培する?」

僕「は?」

上司「どんな場合にどういう野菜を作るか考えてみて」

僕「???」

状況をよく把握できないながらも、僕はホワイトボードにとりあえず書いたわけです。

僕「出来るだけ手がかからない野菜をいっぱい作る」

上司「それはどうして?」

僕「だって楽したいじゃないですか」

上司「楽をして、どうするの?出来た野菜はどうするの?」

僕「売りに出して、余った分は食べるとかですかね。農業したことないから分かんないですけど。」

上司「そう、そこなんだよ。売りに出すのか、食べるのか、どっちなんだろう?」

僕「うーん、そりゃ場合によりますよね。」

上司「そう、場合によるんだよ!それを場合ごとに分けることが大事なんだよ!」

もしみなさんならどう答えますか?少し考えてみてください。




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上司の解説

上司「まずおうつまくんはどうして野菜を作るのだろうか。」

上司「市場で販売するためと自分で食べるための2パターンあると考えてみよう」

1.市場で販売するためなら

野菜を市場で販売するためなら、まずはマーケットの事を知らなければいけない。

どれだけ手間暇かけずに楽チンに作れる野菜でも、お客さんが誰もその野菜を望んでいなければ、何の価値もない。

今どの野菜を作ると、どれくらいの価格で売れるのか、また年に1回収穫できるより2回収穫できる野菜の方が売上、利益が上がるのではないか。もちろん作りやすさとかそういった付随的な観点も必要になってくるよね。

そうしたことを考えた結果、どの野菜を作るべきか考えないといけない。

2.自分で食べるためなら

作った野菜を自分で食べるためなら、市場の事を考えることはあまり必要ないよね。

自分が好きな味かどうかとか、自分で食べて栄養があるかどうかとか、少量でいいのか、量が取れる野菜がいいのか、主観的な要素で判断すればいい。

上司「結局、目的に沿ったものを作る、ということになるんだよ。目的によって行動が変わる。でも不思議とどんな会社でも、知らないうちに目的とは別のものを重んじてしまうケースが多々見受けられるんだよ。」

僕「例えば?」

上司「さっきの例で言うと、売るためにどんな野菜を作るべきかを会議してる時に、『やっぱ粗利が高い品種がいいよね』とか『大量生産出来る品種は?』とか『原価が低い野菜は?』とか『1年を通じて栽培出来た方がいいよね』みたいな話にフォーカスしていって、最終的に選んだものが、確かに粗利も高くて、大量生産も出来て、原価も低くて、1年中栽培出来るんだけど、全然マーケットで受け入れられなかった・・・ということがあるんだよ。」

僕「なるほどですね!『市場で売るため』という大前提がいつの間にか消えてしまった例ですね!」

上司「そうだね。しかもみんな正しいことを議論してるつもりだし、実際にそんなにズレた話してるわけでもないんだけど、いつの間にか目的から離れていっちゃってるんだよね。おうつまくんも気を付けないとね。」

まとめ

目的をハッキリさせると、その目的を達成するための行動が決まってくる。
そして、一見正しいような議論につられて、その目的を見失うことのないように!

上司はそれを伝えたかったんだろうな。

プロジェクトでも、「目的はこれだ!」と明確に掲げても、色んな議論をしていくうちに目的とズレていってしまうことってたくさんあるもんね。

何かをやりだす前にはまず目的!そしてやってる途中でもいつでも目的を見失わないように、いつでも戻れるフットワークの軽さを!

僕はいつも会議のファシリテーションの時は、目的をホワイトボードの一番左端に書いておくもんね。自分が忘れなくても、会議してる間に周りが忘れちゃうこともあるから。

常に目的を意識した行動を!僕ももう一回肝に銘じよう。

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