子育てで子供が2~3歳くらいで自我に目覚めた時に、何でも自分でやりたがって親が手を出すのを嫌がるイヤイヤ期が訪れるでしょ。で、そうやって出来ないながらも自分でやりながら子供って成長するじゃない。

それって実は仕事でも同じらしいよ。

会社の後輩

新入社員の頃からずっと一緒の部署だった後輩の話を。

新入社員の頃は、あまり仕事の内容自体に興味がないっていうか、言われたことだけを言われたようにやっていた感じ。
まあ当たり前だよね。基本的に何をしていいか分からないんだから。

僕「なんでこの作業やってるの?」

後輩「やれって言われたからです。」

僕「それなんか意味あるの?このサイトのユーザーはどんな意見を言ってるの?」

後輩「さあ。知りません。それ私関係ないですし。」

僕「関係なくはないっしょ、このサイトの更新作業なんだから。」

後輩「でも、更新しろと言われてるだけなんで。」

こんな会話が日常茶飯事だったわけで。

後輩を伸ばすぞプロジェクト

1年間この状態を経て、これはイカン!と思い、みんな揃って部署のミッションが変わったのをキッカケに、僕と同じ部署で同年代の同僚の2人で『後輩を伸ばすぞプロジェクト』を発足!

このプロジェクトで一番大事なことは、以下の要件としました。

先輩側:絶対に作業だけを依頼しない!

後輩に「これやって」って頼むのは簡単。でもそれだと今までの繰り返しになっちゃうよね。

だから絶対に作業だけ頼むことはしない。頼む場合はたとえ時間がかかっても全体像(背景、意義、やりたいこと、ゴールイメージなど)をちゃんと伝えてからお願いする。

先輩側:すぐにこちらの答えを言わない

今まで一緒に仕事をしているのなら、先述のやりたいことやゴールイメージなどはある程度分かるはず。だから出来るだけ後輩に問いかけ、後輩の回答を聞いてからこちらの話をする。

そうすれば、どこが後輩の理解が足りないところなのか、勘違いしているところなのかをこちらもちゃんと把握できるし、正してあげることができる。

後輩側:全体像を理解する前に手を動かさない

新入社員の頃は、何も考えず言われたことを反射的にやってしまう傾向があるよね。

僕たちはそれが「新入社員の作業ロボット化」の一番の原因だと考え、「全体像が分かるまで絶対に作業に取りかかるな!」と後輩の耳にタコができるくらい言ってた。

後輩側:分からないことがあるなら、分かるまで聞く

1回聞くだけでは分からなかったことが、何回も聞きにくいなあという雰囲気の中で、分かった風な感じで進んでいくことも。

でもそれは先輩後輩どちらにとっても不幸なこと。だから先輩は何回聞かれても答えるし、後輩は何回でも聞いていい。むしろ聞いてくれと言ってた。




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プロジェクトを2年続けた結果

このプロジェクトを2年間コツコツと続けた結果、どうなったか?

後輩が色んな指示を他の人から受ける際にも、
「全体像を教えてください」
「それは何のためにやるんですか?」
「まずはゴールイメージを合わせましょう」
てことを自分から言いだすようになってきた。

みんなの意見を合わせるために、ホワイトボードも多用するように。

はじめはカタチから入ったかもしれないけど、2年もやり続けると、全体像が分からないことが気持ち悪くなるんだね。

『自分がこれを知りたい、こう仕事を進めるべきだ』というのを主張できるようになること、これが自我の目覚め。

「ああ、人が成長するっていうのはこういうことを言うんだな」っていうのを実感したのです。

プロジェクトの途中のイヤイヤ期

でも、2年でこんな急成長を遂げた後輩も、実はプロジェクト開始1年ほど経った時期に反抗期が(笑)

自分で考えたことに対して先輩から意見をされたり、否定されることがイヤでイヤでたまらなかったらしい。

でも社会人2~3年目にそうした仕事での自我が目覚めるのは普通のことで、そこで自分でやってみて成功なり上手くいかない体験をしたからこそ、最終的な成長があったんじゃないかな。

自我もなく、何も自分の頭で考えることなく、言われた通りの事を言われたままに何年もやっていたら、社会人としての成長は全くなかっただろうから。

これってまさに小さい子供のイヤイヤ期と同じ。産まれてから2~3年と、働き出してから2~3年という違いなだけで。

やっぱり人間っていうのは自然にしていたら自分の力で成長するようにプログラムされてるんだなあと実感するよね。

おわりに

新入社員の時期から反抗期、そしてすごく成長した今の姿をずっと見ていて、後輩は本当によく頑張ってくれたなあと思います。

一緒にプロジェクトをやっていた2人が今現在どちらも近くにいなくなってしまい、これからは後輩自身が新しい誰かを伸ばすプロジェクトを立ち上げる番かもしれないけど、その時はぜひ、その人に自我が芽生えるような接し方をしてあげてほしいなあと。

自我が芽生えれば、その人はもっと伸びていくだろうから。

そうやって、どんどんこうした「人を育てる考え方」が広まっていって欲しいなあと感じるのです。

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