今日は僕が過去に実際にやっていた投資法について書いてみます。
理屈の上では『絶対に負けないローリスク/ミドルリターン』の投資法。

それは『FXの異業者両建て』。いわゆる裁定取引(アービトラージ)と言われる手法に近いですね。

業者別のスワップ金利

この手法はFXの同一通貨における業者A、業者Bのスワップ金利の差を利用した取引です。

スワップ金利とは、通貨の売買によって発生した通貨間金利の差のことを指します。

通貨A(金利0.5%)を売って通貨B(金利2.0%)を買った場合、金利差1.5%を受け取ることが出来る仕組みです。ただし、逆に通貨A(金利2.0%)を売って通貨B(金利0.5%)を買った場合、金利差1.5%を支払わなければなりません。

銀行では利息を2回/年で受け取りますが、FXでは利息を日割計算でやり取りします。そのスワップ金利は統一されたものではなく、複数あるFX業者で各々違っています。ここが今回の戦略のキモとなります。

FXの購入と両建てについて

ある通貨が円安になると考えれば「買い」、円高になると考えれば「売り」を行うことで、それぞれ利益を出すことができます。
(買い)
100円/ドルで1万通貨買い>101円になれば1万円の利益
100円/ドルで1万通貨買い>99円になれば1万円の損失

(売り)
100円/ドルで1万通貨売り>101円になれば1万円の損失
100円/ドルで1万通貨売り>99円になれば1万円の利益

では「1ドル100円で1万通貨買い」かつ「1ドル100円で1万通貨売り」を同時に行うと、どのような結果になるでしょうか?

もちろんですが、お互いの値動きがお互いの利益/損失を相殺し、どれだけ値動きをしても得られる利益は±0円となります。このように買いと売りを同時に建てることを「両建て」といいますが、通常値動きで差益を狙うトレーダーはこのような購入をすることはありません。




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上記考え方の組み合わせ

前述の情報を組み合わせると、きわめてローリスクで利益を得る方法に辿り着きます。それが異業者両建てです。その手法について高金利通貨のランド/円を例にとって、以下に触れていきます。

ランド/円を買った時の受取スワップが一番高い業者A、ランド/円を売った時の支払スワップが一番低い業者Bの2つのFX業者を選定します。

そして業者Aでランド/円をX円で買い、業者Bでランド/円を同じX円で売ります。

簡単に述べると、同じ値段にて両建てを行うことで為替の値動きリスクを完全に排除すると同時に、毎日売り/買いのスワップ金利の差額分だけ資産が増加するという仕組みです。

僕が実際にやった経験

僕は2013年10月くらいから、ランド/円の取引でこの手法を行っていました。10万通貨当たりの最も受取スワップ金利が高い業者と支払スワップ金利が一番低い業者は以下の通り。

受取スワップが最も高い業者 = 大証FX
ランド/円 1日あたり150円受取

支払スワップが最も低い業者 = FXプライム
ランド/円 1日あたり100円支払

ということで、差額として10万通貨あたり50円/日の差額を受け取ることができました。僕の場合は20倍の200万通貨保有していたので、1日1,000円、すなわち365,000円/年の純利益を得られる計算でした。

取引の結果

僕はこの手法を数ヶ月続けて、そこで終了し、14万円ほどプラスになりました。

なぜもっと続けなかったか。それには以下の4つの理由がありました。
1) スワップ金利が高い大証がFXの取り扱いを中止してしまったこと

2) 業者のスワップ金利が一定ではなく、大証FXでの受取額とFXプライムでの支払額が逆転する時期があったこと

3) 初期セッティングに若干のコスト(10万通貨あたり5000円程度)がかかること

4) 万が一スプレッドが大きく広がった時に、ロスカットのリスクが0ではなかったこと

こうして数ヶ月ほったらかすだけで+14万円という優秀な結果を残したものの、ビビッて運用をストップしてしまったのでした。

おわりに

特にあれから数年は大きな変動もなかったようなので、リスクに恐怖心を覚えず続けていれば今頃どれくらいになっていたのかしら・・・と思っていましたが、やはり世の中もそう甘くはなく、旨味のあるスワップ金利設定はなかなか見つかりにくくなってきているようです。

ここで僕が伝えたかったことは、『みんなで異業者両建てをやろう!』ということよりも、今回の異業者両建てのように『きちんと論理立てて仕組みの隙間を突けば、ローリスク/ハイリターンを得られる状況がまだまだ存在するはずだ』ということです。

みんなで一緒に考えて、手堅くて大きなリターンのある投資先を探していこう!

で、いい案見つかったら、コソっと教えてね!

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