うちの長男(中3)は、受験生であるにもかかわらず、受験の内申点に最も大事な2学期の期末テストが終了した瞬間からまたスマホに手を出した。

親の考え

ああ、なんでうちの子は中学3年生にもなって、どうしてこうバカなんだろう。自分が受験生という立場も理解しないでスマホばっかり。

東京都の高校受験には私立高校に併願優遇制度があるため、先日私立高校の説明会・個別相談会に出席した際に向こうの先生から「この成績を維持したら、OKですよ。」と言われたのがきいているのかもしれない。

いや、それしか考えられない。都立に落ちても私立が拾ってくれる口約束(確約ではない)があるのだから、もうあいつは受験終わった気でいるんだろう。本当にどうしようもないやつである。

メドが立ったとはいえ一応受験生なのだから、親としては私立の口約束程度で努力を止めるのではなく、都立受験で後悔しないようにもっともっと頑張ってほしいのが本音である。

スマホは勉強だけではなく、日々の生活にも影響してくる。

スマホを塾に預けていた試験の前までは僕が22時に帰宅した際にも部屋から顔を出して「お帰り」と一言くれていたのに、試験が終わってスマホを塾から取り戻して来たら、僕が帰宅しても部屋から出てくることすらしない。

ゴハンの時以外は部屋に閉じこもって、ずーっと何かをやってる。本人は勉強してるって言い張ってるけど、リビングにある無線ルーターの電源を切ったら、切った瞬間に部屋から出てきて何も言わずに電源入れてまた部屋に戻るから、まあスマホだろうな。何時に寝てるのかも分からないけど、夜中の2時か3時くらいまでは起きてる様子。

中学生だからそう言わないかもしれないが、これが大人だったら完全なニート。部屋に閉じこもって動画見て、LINEして、Twitterして、ゲームして。メシの時だけ「腹減った」って顔出してさ。

「中学生にスマホを与えた親が悪い」

世間的にはそう言われるだろうな。大人でも同じようにスマホ中毒になってる人がいるんだから、自制心がない子どもに与えたらどうなるかなんて分かるだろうってね。

でもスマホを持っていない時でも、任天堂3DSで同じことやってたんだよ。3DSもインターネットに繋がるから動画も見れるし、夜中に起きて隠れてやるし。隠しても何してもイタチゴッコ。

それでも親としては何とかしないといけないと思い、「スマホのルールを決めよう」、「せめて〇〇したらスマホの時間にしようよ」などスマホに関する色々な取り組みをしたけど、一切守られない。特に僕たちが眠りに入る夜はもうどうしようもない。数年前にはふと夜中に目が覚めてトイレに行くと電気がついててゲームしてて、「お前何してんだ!」と取っ組み合いのケンカになるっていったことがよくあったけど、もう今はそんなことを続けるのも疲れちゃった。

もうお前の人生なんだから、お前の好きなようにすれば?と投げやりになりそうになるけど、いやいや、親としての責務をしっかりと果さねば!

子どもの考え ※普段言われてることから抜粋

あいつら受験、受験ってうるせえな。んなこと言われなくても分かってんだよ。

勉強しろって?お前らは目の前で勉強しないといつもそう言うよな。俺は朝の8時から15時まで学校で勉強して、さらに17時から21時まで塾に行って勉強してんだよ。で22時に帰ってスマホばっかしてるって決めつけるのはおかしいんじゃねえか?お前だって朝7時半に家を出て22時に帰ってきて家でゆっくりしてる時に「もっと仕事しなきゃダメなんじゃない?」とか言われたらキレないか?

俺はいつ気を休めればいいんだよ。受験生は気を休めちゃいけないのか?

こないだの高校説明会で、都立に落ちても大丈夫なように滑り止めは確保できた。都立だって無理やり高いレベルの学校を受けるんじゃなくて、今の内申点で行けそうな都立を選んでるんだから、大丈夫だよ、多分。

で、スマホが悪影響だって言ってるけどな、今の時代インターネットを使いこなせないとどうしようもないんだよ。ずーっとインターネットを使ってたらバカになるって?じゃあ新聞読んでたら賢くなるのか?毎朝お前らが朝食食べながら見てるニュースなんて、俺は数日前に知ってるんだよ。そんな遅い情報をありがたがって見てる方がバカになると思うけどな。

動画とかゲームはよくないだろうって?それはそうかもな。何も生み出さないからな。じゃあお前らは常に何かを生み出す行動しかしてないのか?

大体あれもダメ、これもダメって、いつまでも親が子どもをコントロール出来るなんて思うなよ。そうやって制限してばかりだから、俺だって隠れたり、嘘をつかないといけなくなるんだよ。「朝早く起きて、学校から帰ったらまっすぐ塾へ行って、塾から帰ったらまた勉強して、お風呂に入って寝るのが理想」って思ってるかもしれないけどな、そんな人生面白いか?刑務所と変わんなくね?

俺の人生は、俺が決める。




スポンサーリンク
親と子のズレが生じる原因

こうしたズレが生じている理由はたったひとつ。

『親が子どもに思っている理想像が子どもにとっては押しつけでしかない』ということ。

勉強もせずにスマホばっかりしてるのは親の理想像とはかけ離れているように見えるかもしれない。でもその改めて我々が理想と考えている姿を現実世界に照らし合わせてみると、長男が言う通り全く面白くない刑務所みたいな人生を強いていることがよく分かる。

ドラえもんでのび太のパパがクリスマスプレゼントとしてのび太に「偉い人の本」を買い与えたり、のび太のママが口を開けば「のびちゃん、宿題は?」としか言わないのと同じ。子どもからしてみたらすっごくつまんないよね。

みんな結局心のどこかで子どもがスクスク、のびやかに育ってほしいと思いながら、その『スクスク』『のびやかに』という言葉を『親の言うことを聞く』とか『しっかり勉強する』みたいな言葉に置き換えてしまっているのだと思う。もちろん自分も含めて。

で、親が制限したり怒ったりするから、子どもはそれをかいくぐるために夜中に隠れてゲームしたり、自分の部屋に閉じこもってスマホいじってたりするわけだ。

分かってる、それは分かってるんだけど、親としては子どもの言うことを全て受け入れ、自分がやるべきことはホドホドでずーっと一日中スマホやらせることを良しと出来ないんだよなあ。

じゃあこれがスマホじゃなくて、サッカーとか野球だったら?勉強一切しないでバットの素振りばかりしてたら?スポーツに熱心な素晴らしい子って評価をしがちじゃない?・・・でも大きな枠で見たら一緒なんだよな。結局僕たちは「スマホは良くない」っていう感情論を乗り越えていないだけかもしれない。

そんなことを思っていたら、サントリーのクラフトボスのCMのやり取りが目についた。

上司「なんで会社に来ないんだ?」
部下「なんで行かなきゃいけないんすか?」

仕事をするならオフィスに来なきゃいけないという固定概念と、仕事してればどこでやっててもいいという、それを覆す新しい風の対比。もう我々の持っている固定概念は古過ぎる、時代は変わっているんだから我々も変わらないといけないという示唆である。

また、灘中時代に親に100万円渡されて自分で運用して稼げと言われた村上世彰氏や、有名アプリを作ったTehu氏も結局は普通そんなこと中学生にさせてないよというような経験を経て今に至っているわけで、それを親の古い固定観念で縛ってしまうとその子の可能性を奪ってしまうことになるのかもしれない。

子育てに答えはなく、僕自身この状況をどう改善すればいいかも分かってないけど、親が良かれと思って考えていることが正しいわけじゃないんだぞということと、親は子供をコントロール出来ると思うのは大間違いだぞということを僕たちは改めて認識しなくてはいけないんだと思う。

そういえば、このコントロールしようとするから関係がおかしくなるって、『人間関係をしなやかにする たったひとつのルール』て本で紹介されてる選択理論で全く同じことが書かれてたなあ。もう一回読み直して自分を見つめ直してみますわ。

悩んでる人、きっと周りも同じようなことで悩んでるから、一緒に頑張っていきましょう!

スポンサーリンク
応妻!全記事リストはこちら
まなどん(妻)のブログはこちら