僕は京セラドキュメントソリューションズにいた17年間の中で最も成長したのは経営企画本部、特にそこの本部長だったNさんの部門にいた時なんです。

Nさんの思い出

Nさんはものすごく話し好き、教え好きで、毎日仕事中に部下である僕ともう1人の女性をホワイトボードの前に呼んではロジカルシンキングについて何時間も話してくれました。

「カレーを作るには何が必要だと思う?」

「今の発言は『ジャンクフードは健康に悪い』と同じくらい論理の飛躍だよ。」

「君のPJのターゲット(目的)は?魚なら釣り竿を持って海へ行け。猪なら銃を持って山に行け。」

などなどNさんは数々の名言を残され、僕達はその時の言葉をずっと心に刻みながら10数年仕事をしてきたのです。僕ともう一人にだけにとっての名言だけど(笑)

今でこそロジカルシンキング、地頭力などといった言葉が世に広まっていますが、当時はまだ2002年。ロジカルシンキングという言葉はあったもののそれはコンサルの人達の言葉で、周りの人の反応もみんな「ふーん、理屈っぽいな」てなもんでした。

僕達の反応

でもNさんに教えてもらっていた僕達2人だけは違いました。

目を輝かせてNさんの話を聞き、どうすればそんなに美しいロジックツリーを描けるのか、どうすればそんなに抜け漏れなくMECEに物事を要素分解出来るのかに魅せられ、自分たちの仕事にどう応用出来るかについて日々語り合いました。

ちなみに当時僕は1999年に大学を卒業して4年目、一緒にいた女性はピカピカ1年目の新入社員。まだ社会人に染まりきっていない段階でこうした「物事の考え方」を教えてくれるメンターに出会えたというのは、僕達の人生にとってものすごく価値のあることでした。

怒ったり怒鳴ったりして人に仕事をさせるのではなく、まず仕事を始める前に立ち止まって適切に考える習慣をつけさせ、「考えることを楽しいと感じることが仕事を始めるのに1番大事なことだ」と若かりし僕達に教えてくれたNさんは、マネジメントとしても本当に素晴らしい方だったと思います。




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僕達の苦労

ただ、それはそれほど簡単なことではなく、それなりに苦労がありました。

僕「Nさんの言ってることが全く分かりません」

僕「出来なすぎて、考えるということが何なのか分からなくなってきました、、、」

なんてこともありました。。。

「考える」ということが何をすることか分からなくなるというのってよく分からないよね(笑)

例えば「30分考えろ」って言われた時に、その30分間は傍から見たら何もしていないと一緒なわけです。「考えてました」って言えば考えてることになるのかもしれないし、考えようとして何も浮かばなかったとしても何かを考えていたのかもしれない。

考えるのが仕事だと言われて、考えようとしてるんだけど何をしたら考えてることになるんだっけ?となり、結局何もアウトプットを出せない空白の時間を過ごしてしまったこともありました。

今はそのあたりはだいぶ言語化できるようになったけど、昔は若かったし未熟だったなあ(笑)

Nさんとの約束

そんな中、僕はNさんに「僕はいつかNさんの語録をまとめた本を出しますよ!」って約束したんですよ。

僕「絶対売れますよ!だってNさんの話のおかげで僕らがこの歳でこれだけの考え方ができるようになったんですから!この話をもっともっと若い人に伝えていかないともったいないですよ!」って。

そう、今の僕があるのは20代前半にNさんの話を聞いて実践してきたからだというのは紛れもない事実。

だからNさんから僕が教わったことを全部本にして色んな人、特に若い人に伝えたいっていうこの思いは今も変わっていなくて、いつか書こうと思ってた。

でも当時は自費出版で本を出そうとしたら百万円くらいお金がかかる時代で、どうしようも無かったんですよね。

でも時代は変わって、僕たちは簡単に本を出すことが出来るようになりました。20年もかかってしまったけど、これでようやくNさんとの約束が果たせる!ようやく僕がNさんから受けた知識を色んな人に伝えることが出来る!

そう思うとワクワクしてきたー!

まとめ

Nさんとの約束、僕はずーっと心に残ってたけど、本を2冊書いた今のタイミングが一番いいんじゃないかなって思う。

3冊目はNさんから教えてもらった話を書いて、感謝とともにNさんに送ろう。

楽しみにしててください!

2020/3/7追記 ついに出版!

20年越しの約束をついに叶えました!

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